LaravelのBladeテンプレートで、HTTP通信エラーを表示する方法は、以下のように
実装できます。通常、コントローラーでエラーハンドリングを行い、
Bladeでエラーメッセージを表示するという流れになります。
以下の手順で進めていきます。
- コントローラーでエラーハンドリングを設定
- Bladeでエラーメッセージを表示
1. コントローラーでエラーハンドリングを設定
コントローラーの中で、APIリクエストやHTTP通信の処理を行い、エラーが発生した場合に
エラーメッセージをセッションに保存します。
use Illuminate\Support\Facades\Http;
use Illuminate\Http\Request;
class SampleController extends Controller
{
public function fetchData(Request $request)
{
try {
$response = Http::get('https://example.com/api/data');
if ($response->successful()) {
$data = $response->json();
return view('your_view', compact('data'));
} else {
// エラーが発生した場合、エラーメッセージをセッションに保存
return redirect()->back()->with('error', 'データの取得に失敗しました。');
}
} catch (\Exception $e) {
// 通信エラーなど予期しないエラーが発生した場合
return redirect()->back()->with('error', '通信エラーが発生しました: ' . $e->getMessage());
}
}
}
上記の例では、HTTPリクエストが失敗した場合や例外が発生した場合に、
セッションにerrorというキーでエラーメッセージを保存しています。
2. Bladeでエラーメッセージを表示
次に、Bladeテンプレートでエラーメッセージを表示します。session()ヘルパーを使って、
セッションにerrorが存在するか確認し、存在する場合にメッセージを表示します。
<!-- your_view.blade.php -->
@if (session('error'))
<div class="alert alert-danger">
{{ session('error') }}
</div>
@endif
<!-- コンテンツを表示する部分 -->
@if (isset($data))
<div>
<!-- データを表示 -->
</div>
@endif
上記のコードでは、session('error')が存在する場合に、エラーメッセージが表示されます。Bootstrapのスタイルを使っているので、適宜スタイルは変更してください。
3. 複数エラーが発生する場合の表示方法
Laravelのバリデーションエラーなど、複数のエラーメッセージが配列で保存される場合には、
以下のように$errors変数を使ってリスト表示することも可能です。
@if ($errors->any())
<div class="alert alert-danger">
<ul>
@foreach ($errors->all() as $error)
<li>{{ $error }}</li>
@endforeach
</ul>
</div>
@endif
$errorsは、Laravelが自動的にバリデーションエラーを格納する専用の変数で、
フォームバリデーションなどのエラーハンドリングに役立ちます。
このように設定することで、HTTP通信のエラーが発生した際に、Bladeテンプレート上で
ユーザーにエラーメッセージを表示することができます。
上記をHTTP::poolを使って行うと、
HTTP::poolはLaravelのHTTPクライアント機能を使い、複数のHTTPリクエストを
並列に処理するためのメソッドです。HTTP::poolでエラー処理を行うには、各リクエストのレスポンスを確認し、
エラーがあればそれぞれのレスポンスごとにエラーメッセージを処理する
必要があります。
基本構成
HTTP::poolでは、複数のリクエストを一度に実行し、それぞれのレスポンスを配列で
取得します。
そのため、エラー処理もそれぞれのレスポンスに対して行います。
以下に、HTTP::poolを使用したエラー処理の実装例を示します。
use Illuminate\Support\Facades\Http;
class SampleController extends Controller
{
public function fetchMultipleData()
{
// `HTTP::pool`を使って複数リクエストを並列に送信
$responses = Http::pool(fn ($pool) => [
$pool->get('https://example.com/api/data1'),
$pool->get('https://example.com/api/data2'),
$pool->get('https://example.com/api/data3'),
]);
$errors = []; // エラーメッセージを格納する配列
foreach ($responses as $key => $response) {
if ($response->failed()) {
// リクエストが失敗した場合、エラーメッセージを配列に追加
$errors[] = "Request $key failed: " . $response->status();
} elseif ($response->serverError()) {
// サーバーエラー(500系エラー)の場合
$errors[] = "Request $key encountered a server error: " . $response->status();
} elseif ($response->clientError()) {
// クライアントエラー(400系エラー)の場合
$errors[] = "Request $key encountered a client error: " . $response->status();
}
}
// エラーが発生した場合、エラーメッセージをセッションに保存
if (!empty($errors)) {
return redirect()->back()->with('errors', $errors);
}
// 全てのリクエストが成功した場合、データをビューに渡す
$data = array_map(fn($response) => $response->json(), $responses);
return view('your_view', compact('data'));
}
}
解説
HTTP::poolの利用:HTTP::poolを使い、複数のリクエストを並列に送信しています。- ここでは3つのリクエスト(
data1、data2、data3)を一度に実行します。
- レスポンスのエラーチェック:
- 各レスポンスについて、
$response->failed()、$response->serverError()、および$response->clientError()メソッドを使用してエラーチェックを行っています。failed(): リクエストが成功しなかった場合(ステータスコード400以上)
にtrueを返します。serverError(): サーバーエラー(500系)の場合にtrueを返します。clientError(): クライアントエラー(400系)の場合にtrueを返します。
- 各レスポンスについて、
- エラーメッセージの格納:
- エラーが発生した場合、エラーメッセージを
$errors配列に格納しています。
各メッセージにはリクエストのキーとステータスコードを含めています。
- エラーが発生した場合、エラーメッセージを
- エラーがあった場合の処理:
$errors配列が空でない場合、エラーメッセージをerrorsというキーで
セッションに保存し、リダイレクト(ブラウザのセッション領域に保存)します。- リクエストがすべて成功した場合、各レスポンスのJSONデータを配列
$dataに格納し、
ビューに渡します。
Bladeでエラーメッセージの表示
次に、Bladeテンプレートでエラーメッセージを表示します。
<!-- your_view.blade.php -->
@if (session('errors'))
<div class="alert alert-danger">
<ul>
@foreach (session('errors') as $error)
<li>{{ $error }}</li>
@endforeach
</ul>
</div>
@endif
<!-- データ表示部分 -->
@if (isset($data))
<div>
@foreach ($data as $index => $item)
<h3>Data {{ $index + 1 }}</h3>
<pre>{{ print_r($item, true) }}</pre>
@endforeach
</div>
@endif
補足
session('errors')が存在する場合、各エラーをリスト形式で表示します。- データが正常に取得できた場合、各データを表示するセクションも設けています。


