Laravelのsave()メソッドを使ってもデータベースにデータが保存されない場合には、
以下のような原因が考えられます。それぞれの可能性を確認して問題を特定してください。
1. データベース接続の問題
- 接続設定が正しくない:
config/database.phpの設定や.envファイルでデータベースの
接続情報が正しく設定されていない可能性があります。
確認項目:.envファイルで正しいデータベース情報が設定されているか確認する。DB_CONNECTION=mysqlDB_HOST=127.0.0.1DB_PORT=3306DB_DATABASE=your_databaseDB_USERNAME=your_usernameDB_PASSWORD=your_password- 正しいデータベースに接続できるか確認するために、
php artisan migrateを
実行してエラーが発生しないか確認します。
2. テーブルが存在しない、またはマイグレーションの問題
- テーブルが作成されていない: データを保存しようとしているテーブルが
データベース内に存在しない場合、save()は正常に実行されません。
確認方法:- データベース内に対象のテーブルが存在するか確認します。
- 必要であれば、マイグレーションを実行してテーブルを作成します。
php artisan migrate
- テーブル名が異なる: モデルの
$tableプロパティが、実際のテーブル名と一致していない
場合も問題になります。protected $table = 'users'; // 実際のテーブル名を指定
3. モデルのプロパティ設定ミス
$fillableまたは$guardedの設定ミス: モデルで$fillableや$guardedが正しく
設定されていない場合、属性の保存が無視される可能性があります。
確認方法:$fillableに保存したい属性が指定されているか確認する。
ホワイトリスト方式protected $fillable = ['name', 'email', 'password'];$guardedが空であることを確認する(または不要な属性が設定されていないか確認する)。
ブラックリスト方式protected $guarded = [];
4. モデルの変更が反映されていない
save()が呼ばれても変更がないと認識されている: モデルインスタンスの属性が
変更されていないと判断された場合、save()は何も行いません。
確認方法:
モデルのisDirty()メソッドを使って、属性が変更されているか確認します。$user = User::find(1);$user->name = 'New Name';if ($user->isDirty()) { $user->save(); // 属性が変更されているので保存される }else { echo "No changes to save"; }
5. バリデーションエラーやモデルイベントのキャンセル
- バリデーションエラー: モデルに
$rulesやカスタムロジックが設定されていて、
それに引っかかる場合は保存がキャンセルされることがあります。 - モデルイベントのキャンセル: モデルの
creatingやupdatingイベントで処理が中断されている
可能性があります。
確認方法:
モデルイベントを確認し、何らかの条件でreturn falseが実行されていないか確認します。public static function boot(){parent::boot(); static::creating(function ($model) {if ($model->some_attribute == 'invalid') { return false; // 保存が中断される }});}
6. データベーストランザクションの影響
- トランザクションがコミットされていない: トランザクションを使用している場合、
commit()が呼ばれていないと変更が反映されません。
確認方法:
トランザクションを使用している場合、処理の最後でコミットが実行されているか確認します。DB::beginTransaction();try {$user = new User();$user->name = 'John Doe';$user->save(); DB::commit(); // コミットがないと保存されない }catch (\Exception $e) { DB::rollBack(); }
7. クエリスコープやグローバルスコープの影響
- スコープの影響: モデルにスコープが設定されている場合、
save()の挙動が意図せず変更されることがあります。
確認方法: モデルに定義されたスコープやグローバルスコープを確認し、
不要な条件がないか確認します。
デバッグ方法
- エラーの有無を確認: 保存処理の中でエラーが発生していないかを確認します。
try { $user->save(); } catch (\Exception $e) { dd($e->getMessage()); } - クエリログの確認: 実行されたSQLを確認して、正しいクエリが実行されているかを
確認します。DB::enableQueryLog(); $user->save(); dd(DB::getQueryLog());
これらの原因を順にチェックすることで、save()が正常に動作しない問題を特定できるはずです。


