絵画などの色の塗り方などの本を読んでると、必ず出てくる
・色合い
・色味
普段からあまり使わない人が多いので、いまいちピンとこないのではないでしょうか?
色合い
色の具体的な組み合わせにより、人に与える感じの例を示す。
つまり色が隣り合う状況で、人が感じる感覚。
色味
色と言う文字に接尾語のあて字「味(み)」が付いたもの、接尾語とは
「面白味」、「新鮮味」などに使われている、性質や状態から人が感じるもの。
なので、色味とは塗られた色から感じる感覚となる。
どちらも人の感覚を表現する言葉で、あまり日常で使う事がないので、
使う人や状況によって微妙に意味合いが変わるし、時代や国によっても
変わる。まさに芸術にふさわしい言葉となる。
これに対して、
色調(tone)
明度と彩度との関係による色の調子の違いを示し、
明るい・暗い、濃い・淡い、強い・弱い
などの調子(早い遅い、強い弱い、濃い薄いなどの大小比)を数値化したりします。
つまり、感覚を数値化するので、ただ覚えればOKで、お絵描きソフトなどで、数値で調整
できるようになっています。
ついでに
シルエット(フランス語:silhouette)
色が白と黒だけで表現された画像、つまり影絵と同義になるのですが、使う環境によって微妙
に変わります。
・絵画などの絵では、明るい背景に対して物が黒く塗りつぶされて見えるような”光景”や、
”物の形”を言い表す語として用いられる。
・服飾などのデザインでは、着装時の服の”輪郭”や、服そのものの”デザイン”を言い表す語として
使われている。
つまり、ざっくりと言えば、
”環境により浮かび上がる形を表現する事”
のようです。